第1回いわき支部研修会 開催報告
2022年8月24日(水)に第1回いわき支部研修会が開催されました。
今回は、医療創生大学の北山淳先生に「事例報告の書き方〜研究の向こう側〜」というテーマでご講義いただきました。
参加者は講師を含め30名(うち相双支部会員3名)と多くの方が事例報告や研究について興味や悩みを持っていることが伝わりました。
私個人としても、正直、事例報告や研究は難しいという印象が先行し、日常の業務だけで手一杯など言い訳を作って積極的に取り組むことができてきませんでした。しかし、今回北山先生のご講義を受け、日常業務の中で自分が取り組んでいることをPICO(PECO)という手法で構造化することにより、事例報告や研究の第一歩となることがわかりました。
構造化の視点を持つことで、事例報告や研究のテーマをみつけるきっかけとなったり、日頃の業務が整理され、もっと目的を持った患者さんへの関わりができたりするのではないかと思いました。
北山先生から、「専門職として研究をするのは義務」というはっとするお言葉もいただきましたが、研修を受ける前よりも事例報告や研修に対するハードルが下がったように思います。何より、北山先生自身が楽しんで研究を行っていることが伝わり、今後、事例報告や研究にチャレンジしてみようという気持ちを湧かせていただきました。
貴重な研修会のご機会をいただき、ありがとうございました。
報告者 福島整肢療護園 野口志穂