2023年度 第2回県南支部研修会 開催報告
第2回県南支部研修会では言語聴覚士・臨床神経心理士の資格をお持ちの佐藤 伊久生 氏をお招きし、臨床現場で誰もが一度は悩むどんな提案もやらないと拒否ばかりする利用者を動かすには?という内容で研修会を実施していただきました。
感想文
NOをYESにする心理テクニックというテーマで、NOと言う患者さんの個性や思いを大切にしながらも、良い方向へ導く技術を学ぶことができました。また、自分の今までの対応を見直すきっかけにもなりました。
実際にリハビリをしていてNOと言う患者さんは少なからずいます。私はNOという患者さんをどのような対応でYESに変えようか悩んでいました。
今回の研修では、決定権を相手に与えることや懐に入り込むことなど、学びの多い研修でした。身体障害領域、精神領域、発達領域どの領域でも今回の研修で得たテクニックを生かすことができると思います。研修で学んだ内容を実践できるように、日々の関わり方を意識して患者さんと接していきたいです。
福島県立ふくしま医療センターこころの杜 渡辺香凜
約50名の参加があり、感想をいただいた一部を記載いたします。
・時間があっという間に感じる講義でした。利用者様に寄り添いながら、また明日からリハビリを頑張りたいと思います。ありがとうございました。
・とても面白い研修会でした。内容も分かりやすく、明日から実践してみます。最後の左無視についての話ももっと詳しくお聞きしたいと思いました。
・無意識にやっていたが、なぜ上手くいったか、いかなかったかの理由を理解できました。
・今後は意識的に会話に取り入れて行けるよう実践していきたいと思いました。
・リハビリを拒否する方や今後の方向性に現実性がない方など回復期で担当になることがあるため今回の研修で学んだことを活かして関わりたいと思いました。
・今回の講義はリハビリをしている中で私自身どの領域でも直面する課題でした。相手の懐に入るくらいの親密性を築いて、色々な話術を組み合わせて、実践に活かしていきたいと思いました。今まで受けた講義の中で1番分かりやすく、面白く、集中して聴講することができました。佐藤先生ありがとうございました。
・一つの武器としてこれからも活用させていただきます
・きちんと、説明されていて納得いくことが多く、自分でもやれてないこともたくさん見つかり、とても勉強になりました。「本気で相手のことを思う!」やっぱり、そうですよねと嬉しくなりました。
ありがとうございました。
・まずは、患者さんの本質を知り、患者さんの心に寄り添うことが大切。本質から、活動を選択して、感情を動かし、自己決定につなげていく。仕事だけでなく、日々の生活にも汎化させていきたいです。先生の講義、とてもわかりやすく、楽しく聞く事ができました。ありがとうございました。
・本人が提案を拒否する理由を分析することの重要性や本人自ら選択肢から選んでもらうという関わり方など、すぐに実践できそうな内容が多く、とても勉強になりました。
・ご利用者が何を重要視しているのか、本音を丁寧に引き出していくことが重要となるということを改めて確認することができました。
・事例を通してすごく分かりやすかったです。やはり最初は患者様との信頼関係が大切なことが分かりました。今後実践できるよう頑張ります。
・小児領域に勤めており、子どもたちのNOはまた違うかなと思っていましたが、子ども達にももちろん、保護者の方に対して病識の理解(障害の特性)してもらうために関わる必要があったり、説明の仕方など、知識はもちろんですが、テクニックとしてとても勉強になりました。今後もこのような研修会を開いてほしいと思いました。ありがとうございました。
県南支部役員一同