2023年度 第1回県南支部研修会 開催報告
今回の研修会では「生活行為の工程を丁寧に分析すれば、対象者に必要なプログラムが見えてくる!」というテーマのもと、2021年度まで福島県作業療法士会の理事として活躍され、現在では沖縄県 学校法人智帆学園 琉球リハビリテーション学院にて教員をされている宗像 暁美 氏に生活動作を分析するうえでのポイントについて、ワークシートを使いながら分かりやすくお話して頂きました。
生活行為の動作分析を行う際は作業工程分析を行うことや、したい作業の5W1Hのアセスメントを行うこと。それによって患者さんの目指すべきことや関わるべきことを明確にしていく。という言葉はとても心に響きました。
今回の勉強会で学んだことを今後の臨床に活かし、患者さんと関わっていきたいと改めて感じました。宗像様ありがとうございました。
白河厚生総合病院 作業療法士 橋本桃子
約70名の参加があり、その中から参加者様の感想を抜粋し記載いたします。
・生活行為評価も、その人を知るということも、目標を共有することも大切だと改めて感じました。
・臨床ですぐに活かせる思考過程を学ぶことができました。
・作業工程について細かく分析することの重要性を学ぶことができた。また分析するにあたってどんな視点が良いかを学ぶことができた。
・知っている情報を増やさなければ、アセスメントにつながりにくいことを実感しました。
・MTDLPの考えをまとめる過程についてわかりやすく学べました。
・今回の研修で、患者さんを知ったつもり、見たつもりでいた事がわかり、今以上に評価して情報収集する必要があると思いました。
・ワークシートを使用し分析する事で自分の把握が足りていない部分が見えやすくなりました今後使用し、リハビリに繋げていきたいです。
・その人にとっての大切な作業を知るために、工程分析が大切であることを改めて実感できた。
・目標設定のために具体的な情報収集が必要だと学ぶことができました。
・分析をすることが苦手で、考え方がわからなかったのですが、今日研修を受けさせて頂いていて、頭の中を覗くように考え方が見えてきたのと、シートを活用することで、自分の頭の中を整理出来るということが学べました。
・MTDLPについて基礎研修と現職者共通研修にて学ばせて頂きましたが、今回の講義をお聞きし研修会とはまた別の視点で患者様について理解を深めるための知識に繋がりました。
・患者さんから挙がった作業・生活行為の具体性を高めるためにも、会話やコミュニケーションを通したインテークが重要になっていくと学ぶことができました。貴重なご講演ありがとうございました。
・患者さんをちゃんと知ることが大事だと改めて気づかせて頂きました。また、講師をはじめ研修に参加された方々の患者さんを良くしたい、OTが大好きといった熱量を感じることができたのがとても励みになりました。
県南支部役員一同